ぼんログ

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【海外ドラマ話】「高い城の男」プチレビュー

 

 

今回は、Amazon Studioが制作したドラマ「高い城の男」シーズン1のプチレビューを。

現在アメリカで人気を博し、実際になかなか面白いという話をPodcast番組「Rebuild.fm」で聞きました。

原作は1963年度ヒューゴー賞を受賞した傑作と言われており、作者のフィリップ・K・ディックは「ブレードランナー」「トータルリコール」「マイノリティリポート」「スキャナー・ダークリー」の原作者としても知られているようです。

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

 

 それがいよいよ吹替版、字幕版揃って日本で配信開始とのことで、早速全話観ました。

ネタバレしない程度に概要を大雑把に説明すると、第2次世界大戦でアメリカは日本、ドイツに敗戦し、分割統治をされている世界が舞台になっています。

日本、ドイツの圧政が敷かれる中、ヒロインは妹からあるものを預かり、それには…みたいなスタートです。

日本の描き方が結構独特かつ変なところも多々あるという噂は聞いていたので、ある程度覚悟はしていましたが、この描写だけでアレルギー反応でる人はいそうですね…。

傑作と呼ばれる原作小説の評価は良いですが、こちらの評価がかなり割れているのもそのせいかもしれません。

(ちなみに、こちらと原作はストーリーが若干違います。)

ですが、登場人物の心理描写がとても良くて、途中で観るのを止めたくなくなるほど、のめりこんで観てしまいました。

それに加え、その心理描写を引き立てる映像の表現というか、色遣いがなんとも言えません。

私は頻繁に映画を観る方ではありませんが、日本の映画でこういう世界観はあまり見たことがないかもなあ…と思いました。

評価はかなり割れるかもしれませんが、Amazonビデオを観れる環境の方は、とりあえず1話だけでも観てみる価値はあるのかな?と私は思います。

アメリカではシーズン2が公開されてますが、日本ではいつ公開されるかなあ…。