余談。清算と精算の使い分けに悩んだお話。
今日はITや購入レビュー関係ではないお話です。
私は仕事で社用車をコインパーキングに駐車することが多く、その際に、その場では自腹で支払い、ある程度レシートがたまってから立て替えてたお金を職場の小口からもらう、という流れで行う人が多いです。
で、私は最近1日をどういう感じで過ごしたか仕事内容も含めて記録をGoogleカレンダーに残すようにしているんですが、その立て替えたお金を小口からもらう作業を「せいさん」という言葉で表現しようとパソコンに入力し、変換しようとしたところ、
「精算」
「清算」
と2種類が表示されるではありませんか。
こういうの、きちんと理解して使用しないと気が済まないタイプです。
というわけで、両方とも変換時に言葉の意味を表示してくれたので、それを参考にどちらを使用するのが正解か調べてみました。
簡単にいうと、計算するようなことが「精算」で、整理したりケジメをつけたりすることが「清算」ということですね。
て、意味が似ていませんか?
立て替えていたお金を整理する、計算するって、どっちとも受け取れますよね?
想像以上の難しさです。
これだけではどちらが正解か分かりませんでしたので、さらに調べてみました。
すると、「教えて!goo」でも私と全く同じように
「会社で、個人が立て替えたお金を、領収書と引き換えに会社に請求することを、”精算”か”清算”かどちらを使うのが正解なんでしょう?」
というどストライクな質問が掲載されていました。
その質問の中で、以下の答えが掲載されていました。
「今回の場合は「精算」になります。
「精算」は、ATOKで見ると、「金銭の過不足を補う」場合に使い、
「清算」は「金銭の貸し借りやゆがんだ関係を整理すること」となっています。
今回の場合には、会社を構成する一員として、会社を代表してお金を支払った形になっているので、「精算」になるでしょう。
別にあなたと会社の間で、賃借契約を結んだわけではないですから。
賃借契約を結んでいて、あなたが会社の金銭の支払いを代行する事を生業としているのであれば「清算」となります。」
なるほど、とてもわかりやすい。
日本語ってこういうところが難しいですよね。
よく言われる「橋」「端」「箸」のように、同じコトバに何種類もの意味があったりします。
久々にコトバの表現でとてもスッキリした出来事なので、ちょっと記事にしてみました。
「教えて!goo」さん、有難うございました。